Tsukasa Theater

脚本家/役者・近藤司のブログ

Singing voice / Martha Bernard

歌のクラスも取りました。Martha Bernardという女性の先生です。Marthaはアレキサンダーテクニックの先生でもあるのでどういう姿勢で声を出すかという点にも取り組みます。

アレクサンダー・テクニーク(英語、Alexander Technique)とは、心身の不必要な緊張に気づき、それをやめていくことを学習する方法。頭-首-背中の関係にフォーカスすることで行っていく。1904年以降、ロンドンにおいて演技のための身体調整方法として教えていき、やがて知識人など俳優以外も教えていった。アレクサンダーは教師の養成にも尽力した。現在では世界中で2〜3千人のアレクサンダー教師たちがテクニークを教えている。欧米ではジュリアード音楽院、王立演劇学校などのようにアレクサンダーテクニークを正規の授業として取り入れている音楽学校や演劇学校が少なくない。一方で日本国内での普及はまだ最近のことで、プロのアレクサンダーテクニーク教師が活動を始めたのは1990年代とみられる。

他の歌のクラスでもだいたいそうですが、最初の45分くらいは全体で準備運動や発声練習のようなことをします。Marthaの場合は、身体をリラックスさせる動きもします。また発声練習中に一人一人背中や首周りに触れて緊張のない姿勢を見つけるのを手伝ってくれます。
クラスの後半は各自が持ってきた歌を披露して個別に指導してもらいます。クラスにはピアニストがついています。歌は基本的に何でも良いですが難しすぎると別のものを勧められるでしょう。
クラスにはピアノの伴奏の楽譜を持ってくる必要があります。楽譜は66th stにあるPerforming artのための図書館でコピーできます。ここではたいていのブロードウェイミュージカルのCDも置いてあるので、ここですべてが揃います。

Marthaのクラスの良いところは、アレクサンダーテクニークという側面から発声について教えてくれるところでしょう。僕は個人的に、「人の歌を聴く」ことを求める態度も好きです。このクラスでは人が歌っている時は自分の楽譜を眺めたり歌詞を練習したりしてはいけません。歌の困難さは緊張から来ることが多いので自分に注目されながら人前で歌うという行為にも慣れることができると思います。