Tsukasa Theater

脚本家/役者・近藤司のブログ

長期的なトレーニングと短期的なトレーニング

僕はストレート•プレイ(歌や踊りがない芝居)が好きで、それがやりたくてこっちに来たのですが、さすがブロードウェイの街だけあってミュージカルが盛んです。オフでもオフオフでも踊る歌う!

ちなみにブロードウェイはミュージカルだけじゃありません。ストレート•プレイだって上演してます。シェイクスピアなどのクラシック(古典)じゃない、コンテンポラリ(現代)なプレイもやっています。ただ、僕は出不精なのであまり見られていませんが。

話は戻り、総合的なカリキュラムを組む大学の演劇科やコンサバトリーと言われる2年生や3年生の演劇の専門学校、そして我らがHB StudioやStella Adlerなどのスタジオ系スクールでも歌と踊りのクラスがあります。特にInternationalがフルタイムの生徒として所属するためには、movementのクラスを2個、actingを2個、voiceを2個、という具合に履修の指示がありますのでたとえ音痴でも運痴でもダンスや歌をやらなくてはいけません。

しかし特にワンセメスター毎に生徒が入れ替わるスタジオ系スクールの多くでは「短期的な目標のためのクラス」も多いように思います。アメリカ人たちはビザのためにフルタイムの生徒になる必要などないわけですから、好きなクラスを好きな期間とったりするわけで、学校側もそういったニーズに応えるために「1セメスターで完結」するように授業を組んでいる気がします。もちろんそうじゃないクラスも多いでしょうが、3年先のことを考えて地道なトレーニングをする、というようなクラスはあまり多くない気がします。

なのでHB Studioに通っている生徒の中にも、自分のメインの分野に関しては別の学校に行ったりプライベートのレッスンをとったりしている人が多いです。一般論として、特に歌の場合、短期的な練習法と長期的な練習法はけっこう違うらしいですね。

それはきっと演技でも同じなのでしょう。HBだとHagen techniqueが長期的なトレーニングにあたる気がします。が、William Esperなんかだと最初の1年間はほとんどレペティション(繰り返し。相手の言ったことを繰り返す。)しかさせられないというような話を聞いて、うおーやりてーと思ったり、しています。

本当は、歌や踊りはちょっとどこかに置いておいて演技と脚本のクラスだけに集中したいです。