Tsukasa Theater

脚本家/役者・近藤司のブログ

アクティング:インプロ(Rasa Kazlas)

インプロ(improvisation)とは日本語でいう即興のこと。シナリオや台詞はなく、その場の役者同士のやり取りで状況や関係、物語が作られて行く。

最初にシアターゲームを30分ほどする。円形になって歌に合わせてとなりの人の動きを順番にまねて行くというものなど。その後シアターゲームとインプロの中間のようなエクササイズをした。円の中心に2人が飛び込みその場でインプロをする。どちらが最初に話しだしても良いので必然的に最初に話す人が状況のベースを作ることになる。

その後二人組を作る。状況の設定が書かれた紙を配られて、それを元に順番に発表した。これはとても面白かった。

場所:電車の車両
背景:それぞれの役者はなぜ電車に乗っているかを決めて良い。この電車に乗る前、一人の男性が電車に飛び込んで死亡したのを二人と
   も目撃している。当然、二人ともショックを受けている。
状況:車両に乗る。最初二人とも何も話さない。二人とも事故を見てから誰とも話していない。二人ともどちらかというと人見知りなタイプである。結局どちらかが片方に話しかけて会話が始まる。会話は最終的に二人の感情を明らかにしていく。

もとはElizabeth TaylorのWreath of Rosesというプレイから。さすがインプロの授業だけあってインプロし易い面白い状況用意するなーって思ってたけど、これたぶんインプロ状況ブックみたいなのがあるんだろうなと今思った。順番に発表する前に5分ほどペアと相談する時間が与えられる。俺は知り合いが以前電車に飛び込み自殺したことがあるという設定で、ペアの女の子は友達が最近生んだばかりの赤ん坊を見に行くところという設定で7分程度の即興芝居をした。あまり授業時間がなく、コメントがもらえなかった。

ノート
・ネガティブな設定はあまりワークしない(誰とも話したくない、相手から逃げたい、等)
・相手に向かい合わないといけない設定を探すべき
・相手から何が欲しいかを考える。自分じゃなくて、相手。

↑これは脚本のクラスでも何度も言われた。登場人物がお互いに関心がない状況よりもお互いから何かを得ようとしているほうが、面白い。