Tsukasa Theater

脚本家/役者・近藤司のブログ

ラボ・パーティについて

最近俺の世代の友達が次々と子どもを持ち始めて、「子どもに小さい時から英語に触れさせたいけど何をしたらいいか」というのをよく聞かれます。その時にいつも

ラボ・パーティというのがあるよ

と言います。沖縄から北海道まで、全国にあります。

俺自身、3歳から17歳までの14年間、週に1〜2回。ラボ・パーティに通っていました。

詳しい方針や料金はこのエントリの最後にあるリンク先を見てくれたらいいですが、ラボ・パーティは本当に教育というものの一つの究極の形だと思います。

週に一度、子どもたちが集まり、ラボ・チューターと一緒に英語を使ったゲームや歌、踊りをします。ネイティブスピーカーによって録音されたCDに合わせて子どもたちが一緒に歌ったり踊ったりします。

英語/日本語による物語もやります。これもネイティブスピーカーによる録音ととても素晴らしい音楽が教材で使われます。テーマ活動というのですが、演劇とはまた少し違います。英語のセリフがあり、同じ意味の日本語のセリフがあります。子どもたちはそれぞれ役やナレーターを割り当てられ、自分のセリフを英語日本語両方覚えて、年に数回、保護者に向けて発表します。

ここで素晴らしいのは一切「英語を教える」という行為がないことです。先生は英語を全く教えません。教室では「上手」「下手」という概念が存在しません。子どもたちはネイティブによる音源を聴いて、自分に聴こえるようにコピーするだけです。それに対して「上手い」とか「下手だ」という判断を大人たちから下されることはありません。

ただひたすら英語を楽しみつつ体験する。それだけです。

中学生になるとだいたいのメンバーがアメリカやカナダ、オーストラリアに1ヶ月間のホームステイに行きます。1ヶ月間、アメリカ人の家族と一緒に生活します。

ここまで読むと分かりますが、学校での英語の成績には一切直接的な影響はありません。

間違えて欲しくないのですが、「楽しいからお金が余ってるなら行ってみればいいよ」程度に言っているのではありません。

俺自身、TOEIC、大学受験、TOEFLの英語講師を10年以上しており、日本社会における実際的な(点数で測られる)英語能力の重要さは認識しています。また日々効率的な英語の教育法について模索している専門家だと自負しています。

ただし、効率的な学習は大人になってからいくらでもできますし、またそういった学習で身に付けた英語力は使わなければすぐに消えていってしまいます。

幼少時の英語教育が重要視されているのは前述のエントリで書いた「英語耳」と「英語口」が、大人になってから身につけるのが難しいからです。

ラボ・パーティではその両方を身に付けると同時に、英語という言語に対する純粋な好奇心や愛着を持つことができます。さらに英語を自分の感情と結び付いたリアルな言語として子どもの時に思うようになります。

子どもの時にすべきことはこれ以上に何があるでしょうか。

俺自身振り返ってみて、学校と家から離れた環境で誰にも評価をつけられず、年上年下関係なく子どもたちとただひたすら英語を楽しむという経験は、その後の人生の糧になったと実感しています。

ラボ・パーティ公式ウェブサイト
http://www.labo-party.jp/index.html